前回のオルターガイスト展開例27からの続きとなります。
1.魅惑の宮殿を発動し、効果を発動。ペリネトレータを墓地へ送り、混沌なる魅惑の女王をサーチ。
2.宮殿の2回目の効果でプークエリを墓地に送り、混沌2枚目をサーチ。
3.混沌なる魅惑の女王の効果を発動。手札の2枚目をコストに自身を特殊召喚。
4.混沌の②の効果を発動し、墓地の2枚目を装備。
5.宮殿で付与された混沌の効果を発動、デッキから白き森のアステーリャを特殊召喚。
6.アステーリャの効果を発動し、宮殿を墓地へ送って白き森のシルヴィを特殊召喚。シルヴィの効果で白き森のいいつたえをサーチ。
7.アステーリャとシルヴィで白き森のルシエラをS召喚。ルシエラ効果でいいつたえを墓地へ送り、白き森のわざわいなりをサーチ。
8.いいつたえがモンスターのコストになったことにより、アステーリャの効果をチェーン1、いいつたえの効果をチェーン2で発動。いいつたえをセットし、アステーリャを墓地から特殊召喚。
9.いいつたえを発動、デッキから白き森のリゼットをサーチ。
10.アステーリャとルシエラで白き森の妖魔ディアベルをS召喚。効果でいいつたえを回収。
11.リゼットの効果を発動、わざわいなりをコストに特殊召喚し、白き森のルシアをサーチ。わざわいなりの効果を発動し、墓地からセットする。
12.ルシアの効果を発動し、自身を特殊召喚。
13.リゼットとルシアを使ってオルターガイスト・ドラッグウィリオンをヘクスティアのリンク先にS召喚。
14.墓地のシルヴィの効果を発動、墓地のルシエラをコストに自身を特殊召喚。
最終盤面：アドミニア+ヘクスティア+ドラッグウィリオン+ディアベル+シルヴィ+プロトコル+マテリア+わざわいなり、手札にいいつたえ。
前回のオルターガイスト展開例27の後、回収したオルガモンスターたちを宮殿のコストに充て追加で白き森の展開をしていくルートになります。
宮殿はオルターガイストモンスターを呼べる強いフィールド魔法ですが、同じ低ステータス魔法使い族のテーマである白き森とも親和性がかなり高いです。「魅惑の白き森」というデッキタイプも存在するほどです。
この宮殿を使ってアステーリャを呼び、そこからディアベル+わざわいなり+ドラッグウィリオンの着地を目指していきます。
白き森側の妨害内容ですが、まずディアベルが「相手が効果を発動したとき、自分のエクストラデッキ・墓地・除外状態のSモンスターのチューナー1体を特殊召喚する」という効果があります。
シンクロ・効果モンスター
星８/光属性/幻想魔族/攻2500/守2000
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードがＳモンスターのチューナーを素材としてＳ召喚した場合、
自分の墓地の魔法・罠カード１枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2)：相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、
自分の手札・フィールドから魔法・罠カード１枚を墓地へ送って発動できる。
自分のＥＸデッキ・墓地・除外状態のレベル７以下のＳモンスターのチューナー１体を特殊召喚する。
この効果で回収しておいたいいつたえをコストにして、例えばフォーミュラ・シンクロンを出し、さらにフォーミュラの効果でディアベルと合わせてレベル10シンクロを相手メインフェイズ中に行うことができます。
シンクロ・チューナー・効果モンスター
星２/光属性/機械族/攻 200/守1500
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体
(1)：このカードがＳ召喚した時に発動できる。
自分は１枚ドローする。
(2)：相手メインフェイズに発動できる（同一チェーン上では１度まで）。
このカードを含む自分フィールドのモンスターを素材としてＳ召喚を行う。
これらでバロネスやアンヘルを出し、追加で妨害を立てたり、除去を行うことが可能です（ちなみに特殊召喚扱いなので①の効果は発動できません）。
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：手札・デッキから「白き森」モンスター１体を特殊召喚する。
その後、「白き森」Ｓモンスター１体のＳ召喚を行う事ができる。
(2)：このカードがモンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
そしてわざわいなりはデッキ・手札から白き森モンスターを出し、その後白き森Sモンスターを出すことができます。
この効果でリゼットを呼び出し、展開ルートの最後に蘇生しておいたシルヴィと白き森のシルウィアをS召喚で出すことができます。
シンクロ・チューナー・効果モンスター
星６/光属性/魔法使い族/攻1900/守2400
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
(1)：このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
相手フィールドの表側表示モンスターを全て裏側守備表示にする。
(2)：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの幻想魔族・魔法使い族のＳモンスターは、攻撃力が５００アップし、
守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分の倍の数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。
シルウィアは特殊召喚されたときに相手モンスター全員を裏側守備表示にするという強力な妨害を使用でき、相手の展開の出鼻をくじくことができます。
シルウィアもSモンスターのチューナーなので、ディアベルで直接出すこともできます。
そして最後に白き森のギミックを使って出したドラッグウィリオンをヘクスのリンク先に置くことで、ヘクスの魔法罠無効を確実に2回撃てるようになります。打ち終わった後もマテリアでプライムバンシーを蘇生→プライム墓地効果マルウィスプ回収ヘクスのリンク先に特殊召喚…と何回も魔法罠無効を撃っていくことができます。
ここにさらにアドミニアのコントロール奪取、プロトコルのモンスター効果無効まで置いてあります。ぶっちゃけオーバーキルレベルの妨害内容となっています。3枚初動なだけありますね。
強いてこの盤面の弱点をあげるなら、相手ターンでもかなり特殊召喚するので後引きの増殖するGやニビルに弱いくらいでしょうか。それでも恐らくプロトコルなどで弾けば大丈夫ではないか、と予想しています。
そしてリソース面もかなり優秀で、白き森のシルヴィ、ルシアによる蘇生・オルターガイストの各種墓地効果におけるリソース回収ができますし、わざわいなりやマテリアも相手ターン中に使わなかった場合はそのままリソース回収・展開に転用できますので、返しのターンに勝つことは容易でしょう。
これまでオルターガイストは「相手ターンに特殊召喚」と言えばフェイカーの専売特許でしたが、次の時代はシルキタスレベル100+メリュシークレベル100+クンティエリレベル100+αのことができる白き森に取って代わられることになるかもしれません。
