おはよざっす!リアンです!
さて、現状オルターガイストは魅惑の女王や罪宝・アザミナギミックなど、「手札のカードをコストにして効果を発動、特殊召喚する」カードと相性がいいことが判明しています。
この手札のコストで捨てるものを工夫することによって、一見あまり展開できなさそうな手札であっても、アドミニア+ヘクス+プロトコル+α…とオルターガイストの強力な展開を行えることがあります。
ここでは、そういった展開例をごく一部ですが紹介していきます。
オルガモンスターを切ってマルウィスプなどで蘇生
手札コストの有効活用方法として、まず有効なのは「コストにしたモンスターを蘇生する」ことです。
蘇生するオルガモンスターといえば、このマルウィスプですね。
マルウィスプはあまり初手に来て欲しくはないモンスターですが、3枚初動で考えた場合は誘発受けのいい強力な展開に貢献してくれる場合があります。
メリュシーク+マルウィスプ+ディアベルスター
今回はディアベルスターを手札コストを切るカードとして考えます。
この場合…
- メリュシークをコストにディアベルスター特殊召喚、効果で欺きをセット。
- 欺き効果でディアベルスターをコストに、聖なるアザミナをサーチ。
- 聖なるアザミナを発動、欺きをコストにルシエラーゴを融合召喚。効果で原罪宝をサーチ。
- 原罪宝の効果を発動、ルシエラーゴをコストにペリネトレータを特殊召喚。
- マルウィスプを召喚し、効果でメリュシークを蘇生。
- メリュとペリネでヘクスをリンク召喚。メリュ→ペリネ効果でリバイタリ落とし、プークエリをサーチ。
- ヘクスと手札のプークでバンシーをリンク召喚。ヘクス→プーク効果でプーク回収、マリオネッターをサーチ。
- リバイタリ効果でマリオを召喚し、リバイタリ②をセット。
- マリオの効果を発動、自身を墓地へ送りヘクスを蘇生。
- バンシーとマルウィでアドミニアをリンク召喚。バンシー→アドミニアでプロトコルセット、マルウィを回収し、そのまま自身の効果で特殊召喚(ヘクスのリンク先になるように)
- 聖なるアザミナの墓地効果を発動、ルシエラーゴをデッキに戻し自身を回収。
- エンドフェイズに欺きの墓地効果を発動、自分フィールドにセットする。
最終盤面:アドミニア+ヘクスティア+マルウィ+プロトコル+リバイタリ+欺き(セット状態)、手札にプーク、聖なるアザミナ
この展開の良いところとして、最初に行うディアベルスター~アザミナギミックまでに無効系の誘発を貰っても、マルウィ召喚からオルターガイスト展開を行えるところがあります。
もし、マルウィ召喚にも無効系誘発を貰ったとしても、モンスターが2体並んでいれば、リトルナイトやトップハットヘア→アズルーンなどの妥協展開をすることが可能です。
メリュシーク+マリオネッター+魅惑の宮殿
同じく、オルガモンスターを蘇生できるカードといえば、マリオネッターもいますね。
マリオネッターはフィールドのオルガカードをコストに要求するので、マルウィスプと比べて展開を伸ばしづらいですが、それでもある程度の盤面形成は可能です。
次は魅惑の宮殿を手札コストを要する札として考えます。
- 魅惑の宮殿を発動し、そのまま効果を発動。メリュシークをコストに混沌なる魅惑の女王をサーチ。
- マリオネッターを召喚、効果でプロトコルをセット。
- マリオの効果を発動、自身を墓地へ送りメリュを蘇生。
- メリュ1体でリンクリボーをリンク召喚。メリュ効果マルウィスプをサーチ、そのまま自身の効果で特殊召喚+メリュ蘇生。
- マルウィとメリュでヘクスをリンク召喚。
- リンクリボーとヘクスでトップハットヘアをリンク召喚。ヘクス→トップハット発動でアズルーンセット、プークをサーチ。
- 混沌女王の効果を発動、プークを捨てて自身を特殊召喚。
- 混沌女王の効果を発動、墓地のメリュシークを装備する。
最終盤面:トップハットヘア+混沌女王(メリュ装備)+プロトコル+アズルーン+魅惑の宮殿、墓地にプークエリ
ということで、オルガ展開こそ難しい場合が多いですが、妥協展開としては十分な妨害かと思います。
プロトコルはフィールドのオルガカードなら何でもコストにできるので、この場合装備カード化しているメリュシークをコストにして無効効果を使え、かつメリュの墓地効果を発動し後続確保も可能です。
次のターンにオルガリンクモンスターをリンク召喚すれば、墓地のプークエリも回収できますので、オルガ展開もやりやすいと思います。
クロシープを使ってオルターガイスト展開
アザミナギミック限定ではありますが、クロシープとアザミナ融合モンスターを使って、欺きのコストにしたオルガモンスターを蘇生させることもできます。
この展開方法についてはオルターガイスト展開例33や35で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。
リバイタリゼーションを切ってオルガ展開を補助
オルターガイストにおいて、大きな課題となるのがリバイタリゼーションの素引きです。
リバイタリゼーションはオルガリンクモンスターしか蘇生できない関係上、妥協カードとして使うことも難しく、一番素引きしたくないカードといえるのではないでしょうか。
ですが、手札コストを切れるカードがあれば、逆に展開補助をしてくれる強力なカードになる場合があります。
欺き+リバイタリ+モンスターコスト1枚
ここでは欺きを例に、その展開を考えてみます。
- 欺きを発動し、そのまま効果を発動。モンスターをコストに聖なるアザミナをサーチ。
- 聖なるアザミナを発動、欺きをコストにルシエラーゴを融合召喚。効果で罪宝狩りをサーチ。
- 罪宝狩りの効果を発動、ディアベルスターをサーチ。
- リバイタリをコストにディアベルスター特殊召喚。効果で原罪宝をセット。
- ルシエラーゴとディアベルスターでクロシープをリンク召喚。
- 聖なるアザミナの墓地効果を発動、ルシエラーゴをデッキに戻し自身を回収。
- 聖なるアザミナを発動、原罪宝をコストにシルヴィアを融合召喚。
- 原罪宝の墓地効果を発動、ディアベルスターをデッキに戻し、ペリネトレータをサーチ。
- ペリネを召喚し、ペリネ1体でアルテミスをリンク召喚。
- クロシープ→ペリネ効果を発動、メリュシークを落とし、クロシープで落としたメリュを蘇生する。
- クロシープとアルテミスでセレーネをリンク召喚。墓地に欺き、聖なるアザミナ、罪宝狩り、原罪宝が存在するので、魔力カウンターを最低4つ乗せる。
- セレーネ効果でペリネを蘇生。そのままメリュとペリネでヘクスをリンク召喚し、メリュ効果でプークエリをサーチ。
- ヘクスと手札のプークでバンシーをリンク召喚。ヘクス→プーク効果でプーク回収、マルウィスプをサーチし、そのまま自身の効果で特殊召喚+メリュ蘇生。
- バンシー効果でメリュをリリースし、マリオを特殊召喚。
- バンシーとマリオでアドミニアをリンク召喚。バンシー→アドミニアでプロトコルセット、マリオを回収。
- リバイタリ効果でマリオを召喚し、効果でリバイタリ②セット。さらに起動効果で自身を墓地へ送りヘクスを蘇生。
- マルウィとセレーネでアポロウーサをリンク召喚(2素材)。
- 罪宝狩りの墓地効果を発動、原罪宝をデッキに戻して1ドロー。
- エンドフェイズに欺きの墓地効果発動、自分フィールドにセットする。
最終盤面:アドミニア+ヘクス+プロトコル+リバイタリ+シルヴィア+ウーサ(2素材)+欺き(セット状態)、手札にプーク、1ドロー。
このように、リバイタリを手札コストにすることで、事故札を逆に強力な展開をする際の補助として用いることができます。
他にもリバイタリは魅惑の宮殿や白き森のギミックのコストにすることもできますので、それらのギミックを入れている場合も積極的にコストにしていきましょう。
まとめ
というわけで以上、手札コストの有効活用方法でした。
この「コストを利用して展開する」という方法が引き出しに入っていると、召喚権被りを起こしている手札もうまく活用して展開に繋げられますし、誘発貫通や妥協展開を見出せる場合も多くあります。
ぜひ、これからオルターガイスト展開を行う際は、コストを利用して展開することを意識してみてください。